
どうも夜勤パパことムーさんです。
先日、ママから『旅行の時、リュックに荷物が入りきらない』と相談を受けました。
確かにママのリュックは16ℓのグレゴリーのファインデイなんです。
確かに子供連れの旅行だと、ちょっと容量不足かも
ということでママの要望を聞きながら旅行用リュックを買い求めることに。
今回の記事はママの旅行用に購入したMILLETのKULA30のレビュー記事になります。
KULAに興味がある方の参考になれば幸いです。
ママのリュックに対する要望
①子連れ旅行でも使える大容量なリュック
②軽くて背負いやすい
③アウトドア感強めは苦手
④リュックの開閉はチャックがいい
最終的に選んだのは、ミレーのKULA30になります。
2024年からロゴが変わりました。パパ的には新ロゴの方が好み。
MILLETってどんなブランド?

1921年創業の歴史あるフランスの山岳用のアウトドアメーカーです。
1950年にはミレーのザックを装備した登山家2名がアンナプルナ(8,091m)の世界初の登頂を達成しています。
主に登山用のザックやウェア、小物をを製造していますが、ザック製品に対する人気が高いメーカーです。
普段使いの小型ザックから、プロユースまで幅広く取り扱っています。
KULAシリーズとは?

旅行や日常用としてのリュックとアウトドアにも耐える快適性を両立した良いとこどりのリュックになります。
容量別に20、30、40ℓがラインナップされており今回紹介するのは30ℓになります。
KULA20 | KULA30 | KULA40 | |
容量 | 20リットル | 30リットル | 40リットル |
重量 | 720g | 860g | 1220g |
用途 | 日常使いから日帰りハイキングまで対応 | 小屋泊登山から出張、小旅行まで対応 | 通勤から街歩き~アウトドアのあらゆるシーンに対応 |
それでは実際にKULA30を見ていきましょう。
かなり多機能なリュックとなっています。
KULAの語源は中国チベット自治区とブータンとの国境近くにそびえる山クーラカンリ(7,538m)が由来だそうです。クーラカンリはチベット語で「天帝の峰」という意味。
KULA30外観

とってもクリーンな外観です。
ぱっと見ビジネス用リュックと言われても違和感がありません。
ただし、裏返してみるとアウトドア用に設計されていることが一目瞭然です。

表側と裏側でまったく印象が違う(笑)
収納面を見ていきましょう。
フロントポケットは垂直方向に設置されており、かなり広々とした作りです。

一番外側のジッパーを開くと、ペロンとめくれてこんな感じです。

ジッパー付のメッシュポケットや仕切りがあるので小物類の整理にはうってつけですね。
ママは常備薬なんかをここに入れてます。
続いて真ん中の収納部分。

小さいながらもジッパーが設置されており、スマホや定期券が入る袋構造になっています。

口述しますが、この袋構造はメインコンパートメント部分に垂れ下がる構造となっています。
最後にメインコンパートメント。
背面にはハイドロレーション用のポケットも装備されています。

真ん中の収納部分の袋は、こんな感じでメインコンパートメントに垂れ下がっています。
真ん中にモノを詰めすぎると、メインコンパートメントを圧迫したり、リュックの形がいびつになってジッパーの開閉に支障をきたす点にはご注意下さい。

続いて機能面を見ていきます。実に多機能ですよ!
旅行用と唄うだけあって、メインコンパートメントのジッパースライダーには錠を取付けられるようになっています。
海外旅行用のリュックを探されている方には、ありがたい機能ですね

また咄嗟の雨にも対応できるよう、デフォルトでリュック下部にレインカバーが付いています。
2024年にロゴが変わった際、レインカバーのカラーがオレンジからブラックに変更になり、よりタウンユース向けになりました。

トレッキングポールも固定できる作りです。上下に固定用のストラップが存在します。

両サイドにはボトルホルダーを装備。水分補給もしやすくてありがたいですね。

お次はショルダーハーネス周りに注目します。
左のショルダーハーネスにはなんと収納式の隠しポケットがあります。
(普段は折りたたまれてマジックテープで固定されています)

スマホは入らないからサングラスとかの収納用かな。
ショルダーハーネスにはまだ機能があってミレー特有のハンドレストも付いてます。
ミレーの登山ザックに特有のストラップなんですが、手を休めるための輪っかなんです。
完全に登山用スペックです。

最後にベルト関係を見ていきましょう。
チェストベルトも当然標準装備されています。
なんとバックルは緊急用のホイッスルとしても使用できます!

ウェストベルトは着脱式。
タウンユースで必要のない方にとって取り外せるのはありがたいですね。

余ったベルトがぶらつかない様にするバンドまで付いているこの細やかな配慮はさすがです。
パパが一番驚いたのが、このルックスでショルダースタビライザーまで実装されている点です。
【ショルダースタビライザーとは?】
ショルダーストラップの上部に取付けられたストラップでバックパックを体に引寄せ、荷物が後ろに引っ張られるのを防ぐ効果があります。これにより歩行時のバランスや肩の負担を軽減をします。

グレゴリーのデイパックやデイアンドハーフにはこれが無いため荷物をいれ過ぎるとバックパックのマチ分だけ下方向にビローンと垂れ下がってしまうのが欠点なんですよね。
さすがアルパインブランドだけあって登山ザックの技術が盛込まれています。

荷物を固定圧縮できるように、左右にはコンプレッションバンドもあります。
もう至れり尽くせりな使用です。
実際に使ってみてどう?

KULA30を背負って名古屋旅行、埼玉旅行で使ってきました。
軽量で、収納箇所も多く、アルパインブランドだけあって背負い心地もよく大変使いやすかったです。
真ん中の袋ポケットが予想以上に便利で、スマホや公共交通ICカードを出し入れするのに活躍してくれました。
購入するまでは30ℓの容量だと身長155cmのママには大きすぎるかなと思いましたが、デザインがスッキリしているせいか視覚的に大きく感じないのは意外でしたね。
KULAのここが残念

KULAの残念な点を2点挙げておきます。
1つめは、ミレーという老舗山岳系アウトドアブランドにも関わらず、無名のジッパースライダーを使用していている点です。
ここはYKK製のジッパーを使ってほしかったところです。
メインコンパートメントのジッパースライダーは途中湾曲しながら開閉することもあって少し開け閉めしにくく感じました。(上記写真参照)
グレゴリーのYKK製#10の滑らかな開閉に慣れていると残念な部分。
2つ目にリュック前面の生地にホコリが付きやすい点です。
ザラザラした生地を使用しているためか、ホテルのベッドで荷造りしていると白いホコリが結構気になりました。
せっかくのクリーンな見た目が半減しちゃうかなと思うのは私だけではないはず。
まとめ
ビジネスリュックのような見た目をしているものの、中身は登山ザックという良い意味で裏表の激しいリュックでした。
KULAで登山されている方を実際に見かけるので、実際に背負ってみて納得の一言です。
残念なのは、定価17,600円のリュックでジッパーがYKK製でないのが大変残念ですね。
今後のアップデートに期待ですね
ビジネス用リュックとしても使えるので、パパの出張用としても今後使わせてもらいます。
おしまい
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